6179アルゼンチンの経済大臣にマルティン・グスマンを起用(191208)

 ラテンアメリカで最も不安定な経済の1つ、アルゼンチン経済の再建から、若いマルティン・グスマンが起用される。

 グスマンはアルゼンチンの学者で37歳。来週10日以降、彼のキャリアで最も奇妙な挑戦に直面する。

 2001年ノーベル賞受賞者、ジョセフ・スティグリッツの弟子であるこの若い経済学者は、6日アルベルト・フェルナンデス次期大統領により経済大臣に任命された。

 彼のポストについては、マウリシオ・マクリ現政権下でアルゼンチン経済が苦しんでいた浮沈と不振を考えると、閣議の発表前に様々な懸念と予想を呼び起こした。

 アルベルト・フェルナンデス次期大統領は、アメリカのコロンビア大学で研究し、ブエノスアイレスとラプラタで教職に就いていたグスマンの最大の役割は、公の目が厳しく注がれる省の手綱を握ることだと述べた。

「この役割が今日まで全く宙に浮いていた。ブエノスアイレスのBBC Mundoのベロニカ・スミンクは言う。

「誰が経済大臣になるかについて多くの憶測があったが、フェルナンデスは彼の演説の中で彼を指名したことに注目したい。」

 ほとんどの時間をニューヨークで過ごしていたグズマンは、アルゼンチンの経済が沈没させないための戦略の再設計を担当する。

 1982年にラプラタで生まれた彼は、同州で経済学部を卒業、その後アメリカでの研究を続けた。

「彼は異端の学者で管理経験がなく、アルゼンチンでは全く知られていない」とスミンクは述べる。

 学会に近い地元メディアは、彼は「オタク」、「ロープロファイル」であり、幅広い学歴を持っているが、政治的キャリアがなく、アルゼンチンや国際的な金融エリートへのアプローチがなかったと述べている。

「アルゼンチンは、任命された人物が誰なのかを突き止めようとしている。グスマンはこれまで主にニューヨークに住んでいたが、彼は常にアルゼンチンに「足」を置いていた」とスミンクは言う。

 「アルゼンチンでの新しい経済危機の勃発後、自分自身の足場を明確にし、コメントと提案を出し始めて以来、グスマンの名は学術分野を超えて言及され始めた。

(BBC Mundo:2019/12/7:Martín Guzmán, el joven argentino discípulo de Stiglitz que intentará recomponer una de las economías más inestables de Latinoamérica)

ラテンアメリカから見た世界と日本

2004年9月から2012年2月までの約7年半の期間、「ラテンアメリカから見ると」のタイトルでブログを維持していましたが、力を入れすぎて目が痛くなり、撤退しました(通巻6175号)。  スペイン語の勉強を再開したこともあって、ブログも再開しました。

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