6199アルゼンチン、クリスティーナ・キルチネルの権力は?(191209)(その4/4)

 クリスティーナ・キルチネルに対する訴訟でも同じことが起こるだろうとする人々は、8月の予備選挙でフレンテス・デ・トードスがマクリスモに16ポイントの差をつけて、予想外で圧倒的な勝利をもたらしたことを指摘する。

 不正、贈収賄、マネー・ロンダリングなどで拘留された7人の「元K役人(キルチネリスタ)」は、選挙勝利の数週間後に釈放された。

 そして、10月の選挙の2日後、ブエノスアイレス議会は、クリスティーナ・キルチネルに対する訴訟を無効とした。

 しかし、少なくとも今のところ、審理が続いているという兆候もある。

 前大統領に対する2つの訴追を無効にした同じ裁判所は、公共事業カルテルに関する第3の訴訟は継続している。

 12月2日、副大統領と就任宣誓の1週間前、キルチネルは被告席で宣誓をしなければならなかった。

 選出された副大統領が、法廷で宣誓したのはアルゼンチン史上初めてであった。

 多くのアルゼンチン人にとって、新政権において正義がどのように機能するかの最良の指標は、過去4年間すでに非難されてきているキルチネリスモのトップ・リーダーに対する動きで明らかになるだろう。

 元副大統領のアマド・ボウドウと元計画大臣で、クリスティーナの右腕であるフリオ・デ・ビドは 、汚職の罪で5年以上の刑を言い渡された。

 アルゼンチンでは、判決が「確定」するまで、刑務所入りが適用されないため、どちらも刑務所に入っているが、上記の刑に関するものではない。

BBC Mundo(2019/12/9):Asume Alberto Fernandez en Argentina:¿Qué poder tendrá Cristina Kirchner?

ラテンアメリカから見た世界と日本

2004年9月から2012年2月までの約7年半の期間、「ラテンアメリカから見ると」のタイトルでブログを維持していましたが、力を入れすぎて目が痛くなり、撤退しました(通巻6175号)。  スペイン語の勉強を再開したこともあって、ブログも再開しました。

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