6206ベネズエラの危機:ボリビアがリマ・グループに参加(191223)
ボリビアの暫定政府は、22日日曜日にエボ・モラレスの外交政策の10年以上の遺産から離れるため、新たな一歩を踏み出した。
同国外務省は声明の中で、ベネズエラ危機からの脱出を模索するために、12のラテンアメリカ諸国とカナダが結成した同盟であるリマ・グループに正式に参加したと発表し、「ボリビアは、ベネズエラの危機に対して平和的、民主的、憲法上の解決に貢献する。」と付け加えた。
リマグループは、モラレス前大統領が、その同盟者ニコラス・マドゥーロへ干渉行為だとして厳しく批判していた。
ボリビアのメディアによると、ヘアニーネ・アーニェスの暫定政府の決定は、前政府の政策を破棄するばかりでなく、過去13年間のカラカスとラパスの「兄弟愛」も取り消すことにもなる。
また、同国の新しい指導部が、モラレスの遺産を消そうとする新たな措置である。モラレスは、最初にメキシコに、次にアルゼンチンに亡命している。
一方、ペルー政府は、「リマ・グループのコーディネーターとして、またそれを構成する国々を代表して」、ボリビアをグループの活動に組み入れることに満足を表明した。
また、ベネズエラ反政府のリーダー、フアン・グアイドーの外交代表フリオ・ボルヘスは、ボリビアの決定は「ニコラス・マドゥーロに対するこの地域の圧力を強化するだろう。」とした。
ボルヘスによると、モラレスを無視してきたベネズエラ反対派の指導者たちは、ラパスをすぐに訪れて「両政府間の関係を強化し、マドゥロ体勢に対する圧力メカニズムに同意することになる。」と期待している。
他方、ベネズエラ政府は、ボリビアの参加を非難し、「リマ・グループ(カルテル)のすべての縫い目」が見えるようになったとコメントし、「彼らはその中に、ファシズムと人種差別的独裁、血まみれのクーデターの要素を持ち込んでいる。」とツイッターに書いた。
BBC Mundo(2019/12/23):Crisis en Venezuela: qué busca Bolivia con su ingreso al Grupo de Lima, la alianza regional contra el gobierno de Nicolás Maduro
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