6214ボリビアの大統領選挙、来年5月3日に(200104)
ボリビアの最高選挙委員会のスポークスマン、オスカル・ハッセンテウフェルによると、来年5月3日はボリビア人が新しい大統領と立法議会のメンバーを選出するために投票に行く日となったとしている。
この選挙の招集は、10月20日の論争を呼んだ大統領選挙と11月のエボ・モラレスの辞任後に起こった深刻な政治危機の中で行われた。
当時、前大統領は勝利宣言を行ったが、米州機構が「投票場で表明された意志」と異なる「詐欺作戦」であるとして選挙の公正さが疑問視された。
この間、選挙当局間で混乱があった。
選挙管理者は事前説明なしに再集計を行い、エボ・モラレスの票数が相手を上回ったが、必要な票差は得られなかった。
一方で約24時間後、選挙当局は結果を再発表し、モラレスに再投票(得票差が十分でない場合には再投票を行う規定がある)を回避するのに十分差があるとした。
こうしたことから、野党とモラレス支持者による街頭抗議が始まり、警察のストライキがあり、最終的には選挙プロセスが疑わしいとの米州機構の予備的な報告が出された。
物議を醸す行動で、ボリビア軍の長(複数)は、大統領が国の平和を回復するために辞任することを「ほのめかした。」 モラレスは公けに辞任を表明したが、事態を「クーデター」として記録に残し、その後メキシコに政治亡命を申請し、さらにアルゼンチンに移ることを選んだ。
11月中旬、野党上院議員のヘアニネ・アニェスがボリビアの大統領であると宣言し、可能な限り短期間に新しい選挙を行うための暫定政府を率いた。
アルゼンチンでは、モラレスは次の選挙に出馬することを拒否したが、前経済大臣ルイス・アルセとコカ栽培組合長のアンドロニコ・ロドリゲスが社会主義運動(MAS)の候補者として立つ可能性を示した。
他方、10月の選挙でモラレスの対立候補だった元大統領のカルロス・メサが再び地位を争うことを明らかにした。
サンタ・クルスの市民指導者であり、モラレスに対する抗議運動の推進者の一人であるルイス・フェルナンド・カマチョも立候補が期待されている。
来年5月3日の選挙は、2005年以来、モラレスが候補者ではない大統領選挙になる。
BBC Mundo(2020/1/4):Elecciones en Bolivia: anuncian nuevos comicios presidenciales para el 3 de mayo
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